昭和20年3月
～35年3月
心のオアシス故郷
誕生〜14才
限りなく尽くして、それでもなお
海のように日ごとに満ちてくるもの、
それが母の愛情です
思い出の扉
当社の創業者である竹森要が、
生い立ちから白井工場が完成するまでの出来事を
ポツリポツリと語ったエッセイ集です。
お時間のある方はどうぞご覧になって下さい。
昭和35年3月
金の卵時代
14才
子供は父の背中を見て育つと言います。
父親の背中には
故郷の川のような穏やかさがあります
みんないつかその想い出の川に帰ります
昭和36年3月
不安を胸に上京
15才
人間誰でも何度か自分の人生を振り返ることがあります。
そしてこの先どうなるかと考えます
昭和36年4月
仕事と夜間技術学校
16才
人間知りたいと思う心があればどんな所でも学ぶ事ができます
しかし、幾ら教えてもらっても
自分から気付かなければ無に等しいのです
昭和37年3月
溶接工への転身
17才
明るい陽の光、海の香りをくるんだ空気、
青い海と山に囲まれた環境で育ち、
友と海で泳ぎ
山野を駆け回って遊んだ少年時代の想い出は
心を和ませてくれます
昭和38年11月
運命の出会い
18才
若い時は何でも経験です
失敗は成功の基（母）です
失敗なんか恐れず幾らでもすればいいのです
そのかわり何事も一生懸命にやることです
昭和39年10月
独立
19才
何事も争わず足るを知り、調和することです
調和は人間が持っている一番平和な心です
昭和40年3月
建売住宅購入
21才
人には感謝の心で接しなさい
一番大切なことは人の痛みが理解できる人間になることです
昭和43年3月
大家さんの面接
23才
先人を尊び、
恩人には感謝の心を忘れないことです
昭和44年
寂しい仲間との別れ
23才
入り船あれば出船もあります
この扉を開く
昭和44年7月
有限会社設立
23才
人間には同じ考えを持つ人に出会うとき、
語らずとも魂の交流する時があります
その瞬間は魂が震えるくらいの感動が襲ってくるものです
昭和45年3月
タンク建設少年隊
24才
案じるより念じることです
玉は磨かなければ宝となりません
昭和45年
税理士の罠
25才
走らんと欲せば先ず転ぶ事を学びなさい
この扉を開く
昭和48年6月
株式会社へ移行
28才
人間は過去があるから未来があるのです
時は慌しく過ぎ去っていきます
昭和49年8月
渡り鳥生活
29才
旅に出なさい
旅は全ての出会いに至る扉です
昭和49年12月
社屋建設
29才
男は一生の内に何度か
命を賭けた決断を迫られる出来事があります
昭和50年4月
善意の人々
30才
人との出会いを大切に、
多くの人を知ることは大きな人的財産です
昭和50年6月
危機の連発
30才
人はそれぞれに悩みを持ち、悩みの中で生きています
この扉を開く
昭和51年2月
賃貸工場時代
31才
厳しい所をくぐりぬ抜けると人間強くなり、
強くなると人は優しくなると言います
昭和52年6月
無情の雨
32才
人には昨日の泪があり、
明日への微笑みがあります
昭和53年11月
優しい言葉
33才
人を愛し、人と戯れば英知を得られます
この扉を開く
昭和54年5月
メーカーへの自立
34才
人に信頼され何事かを引き受ける場合、
あるいは事を決めるに当たっても
それなりのリスクと責任を背負うことを前提で
受諾しなければいけません
昭和55年5月
苦難の工場解体
35才
人生は後悔の繰り返し、後悔もしますが満足もします
この扉を開く
昭和55年5月
忍耐の日々
35才
人は誰でも道に迷い、傷つき、悩み、
絶望の淵からやがて立ち直り成長していくものです
昭和55年6月
夢の工場の救世主
35才
希望がなければ耐えては行けません。
行く道もみつかりません。
昭和56年7月
自社工場建設
36才
人は夢があるから生きられます。
夢があるから強くもなれます。
大切なことは他人に敬意を払い、
自分に誇りを持って生きることです。
竹森の物語は
令和の時代へ ─
令和の時代へ ─